ということで、昨年末冬コミ、冬のコミックマーケットに参加したわけですが、一昨日NHKで「知られざる”コミケ”の世界」と題して特番が放映されていました。ご覧になった方もおられるでしょうか。
この番組では、大きな偏向もなく、わりと良心的に正確に報道していたと思います。でも、うちのブースには取材がなかったので、僕たちの登場はありません(笑)てか、NHKで「占い」をピックアップするのは、まだ難しいよなあww
その番組の中でもありましたが、主催者も出展者も購買者も、みんな自分たちのイベントとして大事にしてるなあ、ということを僕もすごく感じました。僕が感じたのは、とてつもなく大きな学園祭、大学祭、そんな感じです。アマチュアのアマチュアによるアマチュアのための祭典。
番組の中でインタビューを受けた、第一次世界大戦当時のドイツ帝国海軍大佐の礼装のコスプレをしていたおっさんが「自分の趣味と好みを、年齢や社会的地位を忘れてすべて吐き出しても怒られない、むしろ歓迎される。よく言えば自己実現、悪く言えば徹底的にバカになれる日。そういう日が年に数日は絶対に欲しいです。そのためにバカになりに来ました。」と言っていましたが、なるほど。ここは現実のすべてを忘れて異世界に遊ぶお祭りでもあるのですね。
僕が参加して感じたのは、ボランティアの動きが見事なことです。僕も以前からコミケはボランティアに支えられているというのは聞いていました。僕の知人で、毎年コミケの頃になると、コミケ行ってくるー、と言って東京に行く奴がいますが、なるほど、彼もボランティアに行ってたのか。番組では3,000人のボランティアと報道していました。そのボランティアたちが1時間で会場設備を行い1時間で撤収作業を行う様子も報道されていました。僕たちは最終日の参加だったので、その撤収作業も目の当たりにしました。
30日の昼前に最寄り駅に到着すると、駅の改札前ではロープが張られ、大きな人の波を誘導し、誘導員たちがうまく案内してれています。この人たちもボランティアなんだよなあ、と思いながら僕は会場に足を向けました。
サラリーマン時代、大きなイベントを自分たちでやったこともあるし、広告代理店を使ってやったこともある身としては、これだけ多くの人数が参加するイベントを実施するのはいかに大変なことか、よくわかっています。なので、その手際の見事さに快哉の念を禁じ得ませんでした。
また、出展者、購買者ともに、その「お行儀のよさ」にはもう感服しました。一日におよそ20万人の来場がある。そんなイベントではたいていの場合、終わった後は、膨大なゴミの山が残されます。紙くず、ペットボトル、空き缶、etc。。
でも、最終日、終了時刻の16時前から、それぞれのブースでは片付けをはじめ、ゴミは所定の位置に運ばれ、16時半にはブースはすべて片付けられゴミひとつなく、即座に撤収ボランティアが机や椅子を片付けていきます。また、終了後の物品の郵送宅配のガイドのボランティアたちも、ボランティアとは思えない、プロ並みの対応をしてくれました(こんな対応もできない某**とか某××とかの社員も多いぞ!)
サラリーマン時代多くのイベントを手がけましたが、大きな混乱もなくこれだけ見事に統率されたイベントは、企業でも代理店でも自治体でも、あまり見たことがないので、とにかくそこが印象に残りました。
きっとそれは、主催者も出展者も来場者も、コミケは自分たちのイベントなのだ、という想いが強く、コミケを大事にしようという想いのなせるものなのでしょう。
コミケ開催中、迷子のアナウンスが流れました。これは遊園地でも、その他のイベントでも、よくあることです。その後しばらくして、さきほどの迷子ちゃんが見つかり無事両親の元に戻りました、とアナウンスがあると、会場全体から拍手がおこりました。
いいなあ。。
こゆの。
最終日の16時に、コミケ終了のアナウンスが流れると、これまた会場全体から拍手が。。
コミケって、おっきな文化祭なんですね(^^
NHKの番組を見てて、畑健二郎を見つけました。おお!畑健二郎!こんな顔してたんやー。「ハヤテのごとく」には、コミケで同人誌勝負みたいなエピソードもあって、この人、コミケ出身の漫画家かなー?って思ってたんですが、今もコミケに出展してるのね。行ってサイン貰ってくるんだったなあ。
当日は自分の売り物を売るのに夢中で、コミケの他はぜんぜん探索できませんでした。次の夏コミは仲間たちにまかせて、僕はあちこち周遊しようかな(笑)
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