心理占星学
プロフィールや私論「占いとは何か」をお読みいただければおわかりになるように、
また、ひとつ前のブログを見ていただければおわかりになるように
僕はユング・フリークである。
学生時代からユングに興味を持ち、当時まだ今ほどユング心理学の情報が
入手しにくかった頃、幸い京都で学生時代を過ごしたという地の利を得て
同志社の樋口和彦先生や京大の河合隼雄先生の講義に潜り込んだり
そこで知り合ったユングフリークたちと仲間になり
ワイワイガヤガヤやっていた。
だからなのか、僕の占術観、というか占いの仕方は
どこか分析心理学の夢分析のようなところがあると、自分では思っている。
つまり、表された象徴から(紫微斗数で言うなら命盤上の諸星曜から)
連想を広げそのクライアントにとっての意味を探していく。
そこからその人の強み、弱み、生きるべき方向性を読み取っていく。
とわいえ、僕は正式に分析心理学の教育を受けたわけでわない。
ユング派の夢分析も体験したわけでもない。
ただの趣味、旦那道楽である。
決してユンギァンとわ言えない。
ユング好きの素人、ユングフリークなのである。
ただ、自分で勝手にそう思って
(つまり自分の占いはユングの夢分析みたいだと思って)いるだけである。
そんな僕でわあるのだが巷間、
ユングの「共時性」の概念をあまりにも安易に引いている占い書などを見ると
ちょっと辟易してしまう。
いあ、ユングの言っていることわ、ちょっと違うのでわないかいな。
ましてや、ユングは患者の分析に西洋占星術を使用していた、
などという言説を見ると、なんだかなあ。。 と思ってしまう。
ユングが「自然現象と心の構造」の中で行った占星術を用いた実験は
それを使って治療を行うとか、占星術の正当性を主張するとか、
そんなものでわ、ぜんぜん、ない。
(ただ、そこには占術と共時性を考えるうえで大きなヒントが隠されているが。。)
(また確かにユングも「人間と象徴」の中で易について書いてるんだけどもね。)
ところで、僕は西洋占星術については全くの門外漢である。
門外漢であるのだが、心理占星学なる分野があり
リズ・グリーンの「占星学」がその主要なテキストであるくらいは知っている。
本屋でもよく並んでいるのを見たものだ。
ただ、門外なので手に取って読もうとはしなかった。
また、上記に述べたように、安易にユングを引用するのもいかがなものか
という気持ちもあって、なんとなくその書を遠ざけていたのかも知れない。
最近、リズ・グリーンが正式に教育を受けたユング派の分析家だと言うことを知った。
なぬっっっ!!
僕のようなユングフリーク、似非ユンギァンでわなく
ほんまもんのユンギァンなの?
俄然興味が沸いてきた。
それならば一度読んでみなければ。
で、ジュンク堂とかを探したんだけど、もう絶版になっていた。
残念っっっっ!!
先日上京したおり(あいにくと日曜日だったので原書房には行けなかった)
神田の某書店で、もうちょっとというところで入手しそこなった。
残念っっっ!!
あんまり悔しかったので、mixiの日記に書いた。
こちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1551594271&owner_id=5631851
mixiで叫んだら、私持ってるけど、もういらないからあげる
という素敵な人があらわれた。
なんでも叫んでみるものであるな。
近々読めそうである。
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