占術一般

2017年9月16日 (土)

「占術夜話」2017夏号 鴨書店にて取扱開始

仲間と一緒に作ってる同人誌「占術夜話」。先月の夏コミで頒布したのですが、今回も東京十条にある鴨書店様で取り扱っていただけることになりました。

鴨書店様のHPはこちら

興味あるけどコミケには行けなかったよー、という方。もしよろしければ、鴨書店様でお買い求めください。通信販売もやっておられます。

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2017年7月31日 (月)

2017夏コミに出店します

今年も、仲間たちと作ったサークルでコミケに出店します。

東京ビッグサイト コミックマーケット92
3日目(8月13日) 東030b 「占い館みーしゃと椎羅」です。

毎期発行している同人誌「占術夜話」も2017年夏号を発行します。

2017s_p01_cm
今号も豪華執筆陣でお送りします。
 
僕は前号に続いて「紫微斗数全書の研究」と題して、紫微斗数全書の翻訳と解説を試みた一文を寄稿しています。今号では、目録と太微賦、形性賦、の翻訳と解説を行いました。前号にも詳しく書いたのですが、紅葉山文庫本を底本に中国本と比較しながら逐語訳しています。その作業を行うなかで、巷間流布している版には、かなりの誤植があるのではないか、ということに思い至りました。今さらながら、テキストクリティークの重要性を感じている次第です。今後もこの作業は継続して行っていきたいと思っています。
 
他にも「占術夜話」のバックナンバー(在庫がある分だけですが)」「紫微斗数タロット」「はじめてのかんたん紫微斗数」「奇門遁甲房中術」などの既刊書も当日頒布予定です。
ただ、今回もお盆の最中ということもあり、残念ながら当日僕は伺うことができません。すべて仲間の東京スタッフにお任せすることになります。よろしくお願いします。

コミックマーケット92の案内サイトはこちらです。

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2016年12月23日 (金)

冬コミに出展します

2016

一昨年の冬コミ(コミックマーケット)から参加している僕たちのサークルですが、今年の冬コミにも出展します。

【2日目(金曜)西地区ね04b】12月30日です。
今回も「紫微斗数タロット」「はじめてのかんたん紫微斗数」「奇門遁甲房中術」などのグッズや冊子の他、同人誌「占術夜話」を販売いたします。

同人誌の詳細については、こちらのメンバーのサイト をご覧ください。私は今回は「紫微斗数全書の研究【1】」と題したコラムを書きました。紫微斗数の古典・原書である「紫微斗数全書」を、これからシリーズで翻訳と解説を書いていきたいと思っています。今回は【序論】ということで、テキストの考察と、中国本に記載されている羅洪先の序文を訳し、解説を試みました。


ただ、今回も諸事情で僕は当日は参加しません。当日は東京の仲間たちにすべておまかせしようと思っています。僕はいませんが、ご興味のある方(年末の慌ただしい時期ですが)どしどしおいでくださいませ(^^

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2016年7月26日 (火)

夏コミに参加します。

Photo_2
一昨年の冬コミ(コミックマーケット)から参加している僕たちのサークルですが、今年は夏コミもうかったので、8月の夏コミに参加します。

コミックマーケット90 8月14日(日) 東地区”ハ”ブロック24b
(コミケ自体は8/12〜8/14の3日間ですが、僕たちの展示は8/14(日)です。)

今回も、「紫微斗数タロット」「はじめてのかんたん紫微斗数」「奇門遁甲房中術」などのグッズや冊子の他、同人誌「占術夜話」を販売いたします。

同人誌の詳細については、こちらのメンバーのサイトをご覧ください。諸先生方からいただいた原稿を見ると、だんだん濃くなってきました。回を追うごとに濃くなっていきますね。

また、今回は旧友のヘイズ中村氏のブースと隣どうしだそうな。拙ブースはもとより、ヘイズ氏のブースもよろしくお願いします。

ただ、今回は諸事情で僕は当日は参加しません。当日は東京の仲間たちにすべておまかせしようと思っています。僕はいないのですが、ご興味のある方(暑い季節の真っ最中ですが)どしどしおいでくださいませ(^^

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2016年7月 2日 (土)

英国EU離脱、そして総選挙(福岡研究会その2)

前回の記事の続きです。

そのような時事の話題をイントロに、講座がはじまりました。その日は、メンバーの命盤をみんなで読んでいくことを課題にしました。研究会では実際の命盤解析、実践研究をメインに研究を行なっているのですが、どこの研究会でも歴史上の人物や時の人の命盤もいいけど自分の命盤を読みたい、という声が上がります。そりゃそうですよね。気になるのは自分の運命、自分の人生。ということで、今月(6月)は福岡でもやりました。

ある会員の方のお母様が亡くなった年を辿ってみると、その年は太陰星に化忌が飛ぶ年でした。なるほど、こんな出方をすることもあるんだよなあと、僕も勉強になりました。また生時のわからない人の生時推定にもトライしました。ある会員さんの命盤を5枚出して(夜生まれだというのが唯一の手がかりです)みんなで、あーでもないこーでもないと。どうやらこれだろう、という盤を特定しました。プライバシーや個人情報保護の観点から、その他具体的な内容については、ここではご紹介できません。申し訳ありません。

ということで、個人のプライバシーは侵害しちゃいけないんだけど、有名人著名人は、ある程度オープンになっていますし、その範囲ならまあいいんだろうと、有名人の命盤も素材にしています。今回は表題に上げた総選挙の2人。とはいえ来る7月10日に予定されている参院選ではなく、もっと罪のない総選挙、先般行なわれたAKB選抜総選挙です。罪のないと言いましたが、熱烈なファンにとっては参院選よりも気になることかも知れません。また逆に興味のない方にとっては、なんじゃそれ?かも知れません。ごめんなさい。

AKB選抜総選挙は結局、下馬評のとおり最後は「さしこ(さっしー)」こと指原莉乃と「まゆゆ」こと渡辺麻友の一騎打ちになりました。結果はさしこが2年連続の優勝、まゆゆが1位奪還ならずの2位でした。総選挙の終盤、みんながどっちが1位かと固唾を飲んで見守る中、まゆゆが2位で呼ばれました。そのときの彼女のスピーチの第一声が「いや〜〜、くやしいっっっ!」というものでしたが、むしろそれがとても爽やかで(^^ かたや第1位のさしこのスピーチで「どうか私を1位として認めてください」というのが、いかにもさしこらしくてよかったです。彼女はそのようなことを自分で言ったり自虐ネタにするくらい、AKBというアイドルグループの中では企画もの的な存在です(自分でもそう言っています)。そんなさしこが2年連続の1位で、王道のアイドルと言われたまゆゆが2位。その命盤を見て比較したいというのは占い師の常であります。

このスピーチの中でさしこは「私はスキャンダルで仕事が増えましたし、スキャンダル成金と思われてもしかたがないような仕事っぷりなんですが」と、またまた自虐ネタ的なことも言っていますが、ファンはよくわかっているので、そういうのも含め彼女を応援しているのだと思います。よくご存知でない方のために少し解説しますと、彼女は2012年にスキャンダルを起こします。その結果AKB48からHKT48に移籍(左遷)させられます。しかし逆にそのことをバネに2013年の第五回選抜総選挙では1位を獲得するのです。また、彼女はバラエティーに引っ張りだこで、アイドルというよりは芸人として芸能界で息長く活躍する、という人もいます。

まゆゆは、第一回選抜総選挙から4位に入り、そしてその後もずっと上位7位以内(神セブンと言います)をキープし、2014年には1位を獲得します。その意味で安定的にファンの人気を獲得している典型的なアイドルだと言えるでしょう。

ではその2人を見てみましょう。アイドルや芸能人の生年月日時を入手するのは(その信憑性も含めて)とても困難なのですが、この2人のデータをさる筋から入手したので(とは言え、さしこは自分のブログに生年月日と時間も0時ころ、とアップしています)、作ってみました。もちろん芸能人ですから真の生年月日時が違う可能性もありますが、とりあえずこれで見ます。

指原莉乃 1992年11月21日0時頃 大分生まれ
渡辺麻友 1994年3月26日6時頃 埼玉生まれ

いずれにしても現在人気絶頂のアイドルグループのファン投票1、2位の2人です。まずは運が強い(少なくとも10代〜20代前半の後天運は強い)だろう、また桃花もあるはずだ、ということを思いながら命盤を作ってみました。みなさんもぜひこの生年月日時をもとに命盤を作ってみてください。いかがでしょうか。

紫微斗数命盤を見ると、さしこはいかにも、という感じですね(笑)。命宮が亥の廉貞貪狼です。しかもそこが身宮。桃花もあるのですが、どちらかと言うとちょっと曲がった桃花。アイドルというよりはバラエティーという評価もうなずけます。また命宮が身宮なうえに三合宮に武曲七殺紫微破軍がある。よく言えばものすごくタフで頑張り屋の努力家、悪く言えば我が強い(まあ、我の弱い人は生き馬の目を抜く芸能界でとてもやってられないでしょうが)。逆境を跳ね返しピンチをチャンスにする力があるのでしょう。音楽や芸能、芸術やエンターテイメントに向き、偏業運がありますので、このように芸能界で活躍できるのでしょう。で、実際にスキャンダルの暗示も命盤に見えます。彼女は14歳からの行運がとてもよいのです。なのでピンチをチャンスに変え、トップをキープすることができるのでしょう。胃と血圧に注意すればおおむね健康に過ごすことができるでしょう。

一方まゆゆですが、彼女はものすごく運がいい。三奇加会もしています。安定してバランスのとれた運勢です。桃花もありますが、わりと純粋な桃花。スキャンダルの可能性は少ないと思われますが、やはり異性には注意した方がいいでしょう。彼女も努力家の頑張り屋ですが、みんでわいわいというよりは、ひとりでコツコツ努力するタイプですね。ひとりの時間を大切にしたいと思う人です。でも努力して得た結果は周囲に示したいと思います。努力を認められたいという思いが強い。それとは別に、日常生活では世話好きな一面があります。命宮の天相は、人をサポートすることで認められる星なので、AKBの中では妹キャラとして人気を得たのでしょう。でももう先輩たちがほとんど卒業する中で、これからは自分がお姉さんにならなくちゃいけない。彼女は岐路に立たされています。彼女は今後どのような方向に進めばいいのでしょうか。彼女の命盤を見て思うのは、先天運もすごくいいのですが、後天運がまたすごくいいんですよね。ずっと幸運期、順運期が続く。うらやましい人ですね。なので今後も芸能界で活動するのもいいですが、事業運もあるので、全く別の方面で活躍することもあるのかなと思います。また、山口百恵のようにすぱっと芸能界を引退し、素敵な旦那さんを見付け、幸せな家庭を築く、そんな人生もありかと思います。

2人の命盤を見て気がついたのですが、どちらも奴僕宮に太陽が旺じて入坐しています。アイドルやタレントにとって奴僕宮はファンを表します。ファンにとってアイドルというのは、太陽のように輝いている存在なのでしょうか。むかしYou are my sunshine.と歌うラブソングが流行りましたっけ。

と、ここまで書いて気がついた。ちゃんとした(?w)方の総選挙。参院選の投票日の7月10日は東京の研究会ではないか。期日前投票に行ってこなくっちゃ。

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2016年6月28日 (火)

英国EU離脱、そして総選挙(福岡研究会その1)

一昨日の日曜日は福岡での紫微斗数研究会でした。前にも書きましたが、現在、東京・関西・福岡の三ヶ所で月に一回、紫微斗数研究会を行なっています。これは基本的な紫微斗数の講座を終了された方の中に、もっと研究を深めたいという熱心な方々がおられ、そのリクエストではじめました。関西、東京の会員さんの中には僕がサラリーマン時代にご縁があって来ていただいた方もいて、古参の会員さんは、かれこれ10年のお付き合いになるでしょうか。研究会ですので、自由に意見交換をするサロンのようなかたちで運営しています。福岡はまだ日が浅く、立ち上がって2〜3年というところでしょうか。少人数ですが、とても熱心な生徒さんが集まってくれます。

そんな自由な雰囲気の研究会なので、一昨日は時の話題、英国の国民投票、EU離脱のことから話をはじめました。このような時事の話題については、僕もこっそり占ってみることもあるのですが、今回は話が大きすぎて(重すぎて)卜占も立てませんでした。誕生した英国の王子や王女の名前やいかに?という罪の無い話題なら気楽に占ったり仲間内で話題にしてわいわいやるのですが。。 というか、今回は僕も漠然と、まあ離脱はないだろう。前のスコットランドの国民投票と同じように、ギリギリでEU残留で結果が出るだろうとタカをくくっていたのです。なので金曜日、国民投票の結果はEU離脱というニュースを見て、ドヒャーだったのです。

週末が明けて、今はニュースやネットでいろいろな人がいろいろなことを言ってます。それらを見ると僕も勉強になります。が、ここでは難しいことは書きません。

今回の英国の国民投票で、その結果やいかに?という問い(占的と言います)に絞れば、サッカーの優勝チームや日本シリーズの行方を占うのと同じですから、卜占で占うことはできますが、今回のような非常に大きなテーマは単に国民投票の結果だけに留まらず、その後英国はどうなるのか、EUはどうなるのか、すんなり離脱できるのか、世界に与える影響は、などなど連続して問いが発生します。このように巨視的に見なければならないテーマは、むしろ測局で見た方がいいと思います(もちろん卜占を複雑に組み合わせてみる事も可能ですが)。

測局というのは、個人の一生や諸事万端を見るのではなく、天下国家の動向や行く末を見る占いで、これがまた難しい。僕も紫微斗数を使った測局、紫微測局を試みるのですが、なかなか的中しない。まだまだ研究を深める必要があります。なぜ難しいかと言うと、個人の一生や人事諸事の場合、まあ一度は体験したこと、あるいは誰もが経験すること(恋愛にしても結婚にしても就職にしても)を占うのですが測局の場合、この国が将来どうなるのか、この企業が20年後どうなるのか、社会は30年後どうなるのか、地球は100年後どうなっているのか、という誰も経験したことのないことを考える行為だからです。

なので、今回はめちゃくちゃ大雑把な話をしました。ある技法を使っておおまかに見ると、英国は戦後、衰退運のサイクルに入ります。なるほど、大戦前はまだなんとか、かつての大英帝国の威信を持ちこたえていましたが、戦後はみなさんご覧のとおりです。この衰運期は今世紀半ばまで続きます。人と同じく国家でも衰運期に入ると、やることなすこと裏目に出ます。どうも今回の件もその運気の流れの中でのひとつの事象であり、まだ3、40年は不安定な状況が続きそうです。

ではEUはどうなのか。これまたヨーロッパをひとくくりにしためちゃくちゃ大雑把な見方なのですが、英国と同じくヨーロッパも今世紀半ばまで衰退運が続きそうです。ヨーロッパとひとくちに言っても、西欧と東欧、北欧と南欧、さらにそれぞれの国々を細かく見て行くといろいろありますが、まあざっくりひとくくりにしてしまうとそんな感じです。ということは英国を含めてヨーロッパの混乱や低迷は、まだ数十年続きそうです。

一方、日本はどうかというと、戦後から盛運期に入ります。戦後から盛運期ということは、それまでは衰運期であったわけです。今はデフレだ不況だなんだかんだ言ってますが、大局的に見るとどうでしょう。明治大正戦前の日本と戦後の日本を比べてみると、どちらが幸運なのか。明治維新以降、日露戦争、日清戦争、日華事変、そして第二次大戦へと続くそんな時代と、戦後70年一度も戦争を起こしていない今の日本を比べて、みなさんはどう思われるでしょうか。百年単位でものを見る、すごくおおまかな見方ですが。この盛運期は今世紀半ばまで続きます。

では他の東アジアの国々はどうかと見てみると、台湾も日本と同じく戦後から盛運期に入り、今世紀半ばまで調子いいです。で、中国は日本や台湾ほどではないけど、戦後運気がぐんぐん上がり今世紀半ばまで好調です。毛沢東のやったことや文化大革命や今の中国共産党を見るといろいろ考えるところはありますが、清朝末期の100年と戦後の中国を比べてみるとどうでしょう。歴史を巨視的に見てこの技法を検証していかなければいけません。

ということで、どうも今世紀前半は、欧州が凋落しアジアが元気になるアジアの世紀となるようです。もうすでにオバマはアジアシフトに移っています。さすがに米国はよく見ている。その米国はどうかというと、どうもずっと好調期のようなのです。ずるいぞ!でも米国はまだ建国200年ちょっと。このような百年単位でものを見る見方を検証するにはいささかデータ不足ではあります。

ということで、測局を学ぼうとすると巨視的な歴史の流れに対する考察が不可欠となります。僕も勉強しているのですが、なかなか追いつかない。でも歴史の勉強は面白い。特に今興味を持っているのは、第二次大戦前後の状況です。歴史に「たら、れば」はないけれど、もしも米国が参戦しなかったら、英国も含め欧州はナチスの傘下になっていたのでは?とか、日本がナチスともっとうまく手を組んでソビエトを東西から挟み撃ちにすれば、今はドイツと日本が世界を牛耳っていたのかも、とか(そんな世界に住みたいとは思いませんが)、なぜそうならなかったのかも含め、測局の見方と照らし合わせて考えてみると興味がつきません。

余談になりますが、ナチスドイツと言えば、ヒトラーの暗殺計画は30件を越えて企画し実行されたんだそうな。でもヒトラーは無傷でした。中には部屋ごと爆破され側近の多くは死亡したにもかかわらず、ヒトラー本人は間一髪で難を逃れたというケースもあったそうです。ナチスは「神に守られた総統」と言い、連合国は「悪魔に守られたヒトラー」と言ったそうです。なにか神がかったものを感じます。神がかりと言えば、ナチスはノストラダムスの大予言も宣伝に利用しました。

最近読んだノストラダムス本の中に、今後、米国とロシアが手を組んで中国とケンカする、という解釈がありました。えー?という感じですが、昨今の国際情勢を見るとまんざらではないような気もします。僕はノストラダムスの「諸世紀」は予言の書ではなく占筮の書であるという見解なのですが、話せば長くなりますので、その話は機会をあらためて、いずれまた書きたいと思います。

てか、筆が滑ってこんな長文になっちゃったよ。ぜんぜん総選挙のことも研究会の様子も書けませんでした。それについてはまた後日アップします。今日はこのへんで筆を置きます。

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2016年6月14日 (火)

だって地球は丸いんだもん

前に、少年時代に推理小説、特にシャーロックホームズのシリーズにハマった、ということを書かせていただいた。その頃の僕は、図書室に備えられていたSF小説にも夢中になった。とはいえ小学校の図書室である。ハインラインやアシモフなど難しいものはなく、置いてあったのは古典と言えるヴェルヌやウェルズ、他はバローズくらいであった。その中で、僕は特にヴェルヌに夢中になった。「海底二万マイル」や「月世界旅行」など、わくわくしながら読んだ。そのヴェルヌの全集の中に「80日間世界一周」というものがあった。これはSFと言うよりは、むしろ冒険紀行小説と言っていいのかも知れない。ロケットや潜水艦などは登場しない。80日で世界一周できるかどうか、という賭けをした男が世界一周する物語なのだ。今は、その気になれば一周するだけなら1日で世界一周してしまうが、この作品が書かれたのは1872年である。今のように交通手段が発達していない時代、まさに冒険につぐ冒険の物語なのである。名優デヴィッド・ニーヴン主演の映画でご存知の方も多いかも知れない。

この物語には日付変更線のトリックが用いられている。ウィキペディアにも書いてあるのでいいかとも思うが、ネタバレになるので、それ以上詳しくは書かない。ご興味のある方は、ぜひ本作品を読んでいただきたい。で、それを読んだとき、小学生の僕は頭の中がこんがらがった。東周りで日付変更線を越えると日にちは一日戻る。え?前の日になるの?じゃあ、ものすごい高速で地球をぐるぐる回れば昨日の昨日、過去に行けるタイムマシンができる!!

んなわきゃない。

当時から僕は地理が大の苦手。もともと自分には空間認識、空間把握能力がかなり欠如しているのではないかと思う。東西南北の方位もひとつひとつ考えないとわからない。直感的に把握できない。そんな僕だから頭がウニになってしまったのだ。

なんでそんな話を長々と書いたかというと、実は先日、外国生まれの人を鑑定する機会があったのだ。そこで地理が苦手な僕はまたしても頭がウニになってしまった。で、それを研究会で生徒さんに説明した。僕の生徒さんは理系の人は少なく、芸術家肌の女性が多い。生徒さんもウニになってしまった。ウニ頭の先生が説明するのだ。ウニになっても仕方がない。そこで少し整理してみよう。

そもそも、昔は外国生まれの人の生年月日時から命運を鑑定する機会は、とても少なかったのだ。江戸時代以前はもう皆無と言ってもいいかも知れない。しかし今はグローバルな時代である。簡単に海外に行けるし、また多くの外国人の方が日本に来られ出会うこともある。なにより電話やインターネットで瞬時に繋がることができる。なので外国生まれの人を鑑定するということが、今日的な課題として浮上するのである。

実は、これにはいろんな考え方がある。何も考えず日本人と同じように読む、という考え方もある。まあそれもありかな、とも思うがあまりにも芸がないので、僕は生時は現地の時間を採用するようにしている。紫微斗数の講義などで明石標準時から生地の時差を足し引きする、という説明をすると、たまに外国生まれの人は17時間引くのですか?という質問を受けることがある。いや、そうではなくて、そこが東京だろうとロンドンだろうとシドニーであろうと、産まれた場所の産まれた時間を採用するのである。ある人がカナダでお昼に産まれたとしよう。その人の産まれた瞬間、カナダはお昼であるが、日本では早朝となる(で、よかったかな)。でもあくまでその人はお昼に産まれたと考えるのである。ああ、書いててなんだか頭がウニってきたよう。

むかしむかし、四柱推命や紫微斗数が考え出された頃、地球は平らだった。地球の裏側に行くこともなかった(たぶん)。さらにもっと昔は、この人は朝に産まれたのか、昼に産まれたのか、夕方に産まれたのか夜に産まれたのか、その違いで人の運命の違いを見つけようと考えた(きっと)。まあ、朝昼晩ではあまりに大雑把なので、1刻(2時間)単位で産まれた時間を見よう、ということになった(おそらく)。

だから、その人が産まれた場所で示す時間を、その人の生まれ時刻とする、というのが今のところの僕の考えである。たとえば、ロサンゼルスで産まれた人は、きっと合衆国の太平洋標準時で生まれ時間を記憶しているだろうから、ロサンゼルスと太平洋標準時との時差を足し引きして生まれ時間を決定する。日本人の明石標準時との時差を足し引きするのと同じ理屈である。

さて、かなり頭がウニってきたが、さらに僕の頭をウニらせる日付の問題が生じる。ここでは紫微斗数が使用する太陰太陽暦(旧暦)を例にとって考えてみよう。太陰太陽暦は朔となる瞬間を含む日を一日(ついたち)と定めた暦である。平たくいうと、月が新月になったときの日を一日(ついたち)とする。だから朔日を「ついたち」と訓読みする。月が新月になる瞬間は地球上同時に起こるが、それが何日なのか、場所によってズレが生じる。だって地球は丸いんだもん。月が朔になる瞬間、ある場所では朝で、ある場所では昼で、ある場所では夜中だったりする。なので太陰太陽暦は、観測する場所で1日ズレてしまうことがある暦なのだ。もう頭の中はウニだらけである。日付変更線なんかだいっきらいだ!

要するに、外国生まれの人を見るときは、いつも使ってる暦とは別の暦を使う必要があるということなのだ(厳密に言うと別の暦を使う必要がある場合もある、ということなのだが)。でも、そうではなく外国生まれの人は、いつも使ってる中国暦(あるいは日本暦)を使うべきだと主張する人もいる。

まさに「諸説あり」なのであるが、僕は当たるのが占いなんだろうと思っているので、当たる方の説を採用したいと思っている。そのためにはもっと多くのデータを集めないといけない。門下生たちの手を借りながら、そんな検証も行なっていきたいと考えている。

 

ここまで読んでいただいて、みなさんの頭の中がウニっていないだろうか。それはウニのような説明しか書けない僕に責任がある。ごめんなさい。

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2016年5月31日 (火)

東洋占術シンポジウム

以前こちらでもお知らせしていましたが、一昨日、大阪府易道事業協同組合さんの「東洋占術シンポジウム」に参加してきました。

お声掛けくださった、理事長の梅川先生、副理事長の祐生先生はじめ、大阪府易道事業協同組合のみなさま、まことにありがとうございます。

どんなイベントかというと、同じ人間を3人の占者が占ってみる、というもので、占者は観相学の天道先生、四柱推命の梅川先生、そして紫微斗数の私です。占うターゲットは誰でも知ってる有名人を選ぼうということで、安倍総理、明石家さんま、麻原彰晃の3人です。2時間という限られた時間の中でしたが、祐生先生の名司会で、とどこおりなく終えることができました。でも、しゃべりだしたら止まらないこの3人(笑)、祐生先生はさぞやご苦労されたかとww

私も実際に参加させていただいて、たいへん勉強になりました。天道先生の人相も、梅川先生の四柱推命も、さすがおみごとな判断で、私はうなるばかり。でも奇しくも、というべきか当然のこと、というべきか、占者3人は何も打ち合わせも口裏合わせもなしの、ぶっつけ本番だったのですが、3人の最終的な判断がほぼ同じものとなりました。人相、四柱推命、紫微斗数、まったく違う術なのですが、同じ結論に到達したのは、なるほどなあ、と感銘深いものがありました。

それぞれの先生の判断は、とても私ごときが詳細には語れませんので、ご興味のある方は直接先生方に確認いただきたいのですが、私が当日お話ししたことを、簡単に紹介いたします。
 

【安倍晋三】

・命宮(無正曜なので対宮)に太陽(旺)巨門(廟)が入るのは、まさに政治家という感じ。
・この人の人生のネック、弱点は健康である(疾厄宮「最弱」)。疾厄の星の象意からは胃腸障害は感じられないが、栄養不良、栄養失調の傾向は見られる。潰瘍性大腸炎に悩まされているということだが、その病気は下痢が続き栄養不良になることがあるということなので、そこが表現されているのであろう。また、痔や皮膚病の暗示もあるので、お肌のお手入れスキンケアにはご留意された方がよろしいであろう。
・父母宮を見ると、両親は勇ましく豪気で決断力と実行力のある人である。子弟を厳しく躾け教育するが、裕福で立派な人で、子供は親孝行であるが両親に依存する傾向がある(ぼんぼん星が入っている)。独立心、自立心を養うことが肝要である。
・数え年38歳のときに父、晋太郎氏が死亡。その年(辛未)は凶星が父母宮に入るので、父親が亡くなった。
・この人の54歳から63歳の10年運がものすごくよい。その期間に自民党の幹事長となり総理となった。特に2012年は大吉星がその年を表す宮に入るので、その年に今に続く2回目の総理となった。
・来年から運気が下がるので、やりたいこと、やるべきことは今年中にやった方がいい。やり残すことがないように。来年以降は後継者にバトンタッチし、裏方に回るようにするのがよいであろう。

【明石家さんま】

・大人気のコメディアン、お笑い芸人であるが、紫微斗数の命盤を見ると、なにかこの人、脅迫的に人を笑わせ続けなければならないようなものを感じる。笑わせなくちゃ自分が死んじゃう、みたいな。
・父母宮を見ると、両親との縁は薄く、特に母親との縁が薄い。また兄弟との縁も薄い。ネットで探った情報なのでどこまで真実かわからないが、3歳のときに実母を病気でなくし、その後父親は再婚したが、継母には可愛がられず、また弟も19歳のときに火事で亡くなった、というものがあった。紫微斗数で見るかぎり、うなずける情報ではある。
・一方、子供とは深い縁がある。
・配偶者を「留めておけない」という暗示があるので、離婚の原因も(本当のところは本人たちに確認しないとわからないが)大竹しのぶ氏の方が離婚しようと言うのを留めておけなかったのではなかろうか。
・健康には注意した方がいい。気になるのは目。そして循環器系なので心臓とか血圧とか脳梗塞とか。

【麻原彰晃】

時間がなくなったので、各人一言ずつのコメントとなった。私は、この人は紫微斗数で見る限り、誰からも理解されない特殊な感覚の芸術家か宗教家の命である。1995年の年に大凶星がその年を表す宮に入り、そこが官禄宮に当たるので逮捕された(社会的生命の終わり)となった。ということだけコメントした。

これくらいの時間だと、もう少しターゲットを絞って、ひとりを詳しく見た方がよかったかも知れませんね。
 

シンポジウムが終わったあとは、懇親会にも出席させていただきました。素晴らしい料理とお酒に堪能しました。そこに組合の新会員ということで、若い方も何人かおられたのですが、これは素晴らしいことです。この分野もこれからの若い方々に背負っていただかないと。僕の仲間や門下生たちの多くは僕と同年代です。確かに人生の浮き沈みを経験し、酸いも甘いも味わい、運命とはなんぞや?という疑問を持ち、占いに興味を持つことになるのだと思いますが、占いを文化ととらえると、若い人にも仲間になっていただきたいと思うのです。私ごときが育成などと言うのはおこがましいですが、私が今まで考えたり知ったことを若い人に伝え、そしてまた新しいものとして発展させていって欲しいのです。

とはいえ、確かに若い方が学ぼうとするのには、いくつか高い敷居があるのだろうな、とも思います。こんな時代ですから、ネットを利用してもっとその敷居を低くできないだろうか、そんなことも夢想しています。

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2016年5月 6日 (金)

東洋占術シンポジウム(お知らせ)

今月、5月29日(日)、ホテルアウィーナ大阪で開催される「大阪府易道事業協同組合」様の、東洋占術シンポジウムに出演させていただきます。

誰もが知っている著名な人を、3人の占術家がそれぞれ得意の占術で占ってみよう、というイベントです。シンポジストは私のほか、人相の天道春樹先生、四柱推命学の梅川泰輝先生の3名。人相、四柱推命、紫微斗数、それぞれの違いと醍醐味がわかる、なかなか面白いイベントです。

とはいえ、天道先生、梅川先生という、そうそうたる斯界の実力者・大先生に混じって私ごときが登壇させていただいて、ほんとにいいのだろうか(^^;; たいへん名誉なことではありますが、めちゃくちゃ緊張します。でも、ありがたい機会を頂戴しましたので、微力ながら占術の研究と発展のため、精一杯お話しさせていただこうと思います。

当日は大阪府易道事業協同組合様の総会なのですが、このシンポジウムと懇親会は組合員以外の一般の方でも参加いただけるということで、非組合員の参加費は、シンポジウムは3,000円、懇親会は8,000円ということです。

シンポジウムは15時〜16時45分

懇親会は17時〜19時

私はもちろん懇親会にも出席させていただきます。


詳細の案内、お申し込み、お問い合わせは、こちらの大阪府易道事業協同組合様のホームページからどうぞ。

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2016年5月 5日 (木)

暗号解読

はるか遠い昔のことである。僕がまだ紅顔の美少年(ん?)だった頃の話。僕が通っていた小学校の図書館に、子供向けにリライトされたシャーロック・ホームズ全集が揃えられていた。なにげなく一冊を借りて読んでみたら、その面白いこと、すっかりホームズに夢中になってしまった。中でも「踊る人形」という一編が記憶に残っている。

ご存知の方も多いであろう。子供の落書きのような、いろいろな姿勢をした人形が紙に書かれていて、それがこの事件のキーとなる。どうも暗号らしい。僕も、その人形の姿に意味があるのだろうと、いろいろ推理してみるが、どうしても解けない。小説を読み進め、そのホームズの推理と解読に舌を巻いた。

同じ時期、市民図書館で「象形文字入門」という本を見付け、借りて読んでみた。誰も読めなかった古代エジプトの象形文字が解読されていく様子を、わくわくしながら読んだ。そうかロゼッタ・ストーンが鍵になったのか。しかしヤングもシャンポリオンも凄いなあ。

以上は少年時代熱中した暗号解読譚なのであるが、思うに我々占い師が日々やっていることも、ある意味暗号解読や古代の象形文字の解読みたいなものだと思うのである。

これはたとえ話であるが(実際にそんな神サマがいるのかどうか僕は知らない)、占いの神サマは、なぜか、というか残念ながら、「日本語」では語ってくれない。その占いの言葉で語ってくれるのである。たとえば紫微斗数の神サマは、日本語ではなく紫微斗数語で語ってくれるのである(易の神サマは易語で、占星術の神サマは占星術後で語ってくれる)。でもこれが悩ましい。神サマが「この男はなあ、えらい医者の家系に産まれて、自分も医者になるんやけど、でも躁鬱病でなあ、家族を振り回しよんねん。」とちゃんと日本語で語ってくれれば、こんなにラクなことはない。でも、それを全部「〜〜宮に××星があって、宮と宮、星と星の関係は**」という紫微斗数語で語ってくれるのである。だから我々は、この紫微斗数語を解読して日本語に翻訳しなくてはいけない。さらにホームズ物語の暗号や古代の象形文字と違い、この紫微斗数語は「表意文字」でも「表音文字」でもない。強いて言うなれば「象徴言語」である。だから、暗号や古代文字の解読と言うよりは、夢分析や芸術作品の解釈に似ているようなところがある。

こんなことを思ったのも、先月、東京の(僕が主催する)紫微斗数研究会で、こんな出来事があったからだ。僕の研究会では、ひととおり紫微斗数の基礎を学んだ方々が、その応用力をつけるため、実際の命盤をみんなで読むという実践練習をやっている(他にもより高度な技法の検証実験などもやっているが)。先月も、いつものように一枚の命盤を会員諸氏に見せ、「さて、この人はどんな人でしょう?」とクイズを出してみた。

いろいろな意見が出たが、ひとりの弟子が福徳宮に着目し

「福徳が貪狼・火星ですよねー。火貪格。なんか精神が不安定そう。」

と言った。僕はそれを受け、

「いいところに気がついた。火貪格は横発・横破(突然の発展と突然の破滅)を表す。福徳宮すなわち精神の坐が火貪格ということは、精神に大きな波があることを表していると読める。そう、この人は躁鬱病だったんだ。」

この例題に出した人は北杜夫氏。斎藤茂吉のご子息にして、医師でありまた作家でもある。そして自身躁鬱病であることを語り、躁状態のときに大きな借金を作ったことでも有名である。福徳宮の対宮は財帛宮。なるほど。

北杜夫氏の命盤を読み解きながら思ったことは、紫微斗数の神サマは「北杜夫さんは躁鬱病やってんでー。」と日本語で語るところを、精一杯紫微斗数語で、それを福徳火貪格と表現したのではないか、ということである。なるほどそうか、うまく語ったなあ、と思ったのである。とは言え、福徳に火貪格を持っている人をみな躁鬱病と判断したのでは、はずしまくるだろう。単に怒りっぽいとか、気分屋、という人もいるに違いない。ここが象徴言語を読み解く難しさである。

研究会の最後に、この命盤は北杜夫氏の命盤だよ、と種明かしをしたのであるが、上述の弟子を含め、若い会員の方4名が、北杜夫??誰ですかその人?であった。

ああすみません、若い人は知らんのだよなあ、僕がおじさんだった悪かった。次は君たちも知ってる若い人を例題にするからねえ。ということで、次回は実践演習はさておいて、徐曽生の忌星棋譜を紐解いてみようか。


そんな感じで東京、関西、福岡で研究会を毎月やっている。基本的に、過去に僕の講義を受け紫微斗数の基礎をマスターし、さらに紫微斗数をより深く研鑽したいという人が対象である。関西は長く休止していたが、今月から再開することになった。過去の受講生でメールアドレスがわかっている方にはメールで案内させていただいたが、それ以外でも参加ご希望の方がおられれば、ご一報願いたい。また、関西のみならず、東京、福岡でも毎月やっているので、参加条件を満たしご興味のある方はご一報いただきたい。案内を差し上げたいと思う。


【追記】

ご一報いただきたい、などと書きましたが、送り先がわからないと一報のしようもないですよね(^^; コメントのメールアドレス欄に、ご自身のメールアドレスをご記入のうえ、ひとことコメントください。その際、書いていただいたメールアドレスは僕のみが参照でき、こちらには公開されない仕様となっていますので、ご安心ください。ご記入いただいたメールアドレス宛に、後ほど個別にメールさせていただきます。

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