日記・コラム・つぶやき

2023年11月26日 (日)

7という数について

以前こちらに、東西の占星術の共通点から12という数の特徴について書いたことがある。

で、今回は7という数について。
ただ今回は前回ほど突っ込んだ話ではない。7という数字をめぐってつらつらと綴って見ることにする。まあ雑談なので、気楽に読んでいただけるとありがたい。

まず「7」という数について多くの人が思い浮かべるのは「ラッキーセブン」ではないだろうか。「7」はラッキーナンバーである。ということで、縁起かつぎをしている人もいるかも知れない。なぜ「7」がラッキーなのか?どうも野球のアメリカ大リーグがその由来であるらしい。あるチームが優勝がかかった7回に打った凡フライが、たまたま風に乗ってホームランになった。おっとラッキー!ということでラッキーセブンになったとか。他にも7回に逆転劇が起こりやすいとか、そんなことでラッキーセブンと言うようになったらしい。

次に、こちらに来ていただく方なら思い浮かべるのは「七曜」であろう。
これには大きく2つの意味があって、ひとつは古代の天文学(占星術)によるもの。つまり、望遠鏡が開発される以前に肉眼で観測された、水星、金星、火星、木星、土星の5つの惑星と太陽、月を加えた7つの星のこと(7惑星)である。
もうひとつはカレンダーの、日、月、火、水、木、金、土の1週間の曜日のこと。

曜日については諸説あるが、この7惑星を日に当てはめたということのようだ。旧約聖書には、神は6日で天地を作り7日目はお休みになられた、という記述があって、それで7日目は安息日ということで、日曜日は休日になっている。と言うことで、曜日の七曜については西洋由来と考えてよいだろう。我が国で一般に浸透したのは明治以降、新暦を採用したことによるが、七葉そのものはすでに平安時代に中国から、当時の暦法や天文学とともに入ってきている。

では「7」という数字に関するものは全て西洋由来なのかというと、どうもそうだとも思われない。
例えば、我が国では「七福神」とか「七草粥」や「七夕」がある。中国から伝わったものだが「竹林の七賢人」なんかもある。亡くなった人を供養する法要も、初七日から四十九日まで、七日ごとに行われる。「七つの海」とか「親の七光」とか「世界七不思議」「七つ道具」「色の白いは七難隠す」なんて言い回しもある。

なぜ用の東西を問わず、7という数に特別な意味(感覚)を持たせるのだろう。7は素数であり、1か7かしか割り切れない。なので前に12という数字を考えたような数字の持つ構造的な特性によるものではなさそうだ。

ある研究によると、人間が日常生活で瞬時に記憶できる情報は7個程度、個人差を入れてもせいぜい5〜9個なのだそうだ。だから7はひとまとまりとして感じられ、脳が「全てそろった」と感じるのだそうな。つまり7は「多い」「たくさん」「網羅した」と感じる数なのである。確かに七つ道具も七つの海も、道義が七つあるのではなく、たくさんの全部の道具、世界中の海、といった意味で使われているようである。

7という数が色々なところで使われるのは、人間の認知機能の特質によるものなのかも知れない。

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2015年6月 5日 (金)

同窓生との酒宴

先月のこと、5月のゴールデンウィークの話である。

高校時代の同窓生数人と大阪梅田で飲んだ。高校時代、仲良かった(つるんでやんちゃしてたとも言う)何人かの仲間たちが、いつの頃からか盆暮れの帰省に合わせて集まって飲むようになった。とはいえ、消息不明の者や、その時々の仕事の都合やその他の事情などで、常時集まるのは3〜4人の、こじんまりとした会合である。

今回、そのうちのひとりT君から、連休に合わせて大阪に行くんで集まって飲めへんか、とメールがあった。都合がつく(ヒマであるとも言う)僕とM君とで、阪急梅田のガード下の店で一献傾けた。

これだけ長くつきあっていると、結婚、子供の誕生、子供の成長、転勤、会社を変わる、などなどそれぞれが人生の節目を経験し、そのつど近況報告も含めそんなことも話題にしてきたのだが、ぼつぼつお互い定年退職を迎える年齢になってきた。僕はこちらでも書いているように、一足早く会社を定年退職し、今は自由業という名の熟年ニートを決め込んでいる。まさかほんとに占い師になるとは思わなかったが、現在ささやかでも収入を得ているのは占いを通じてのみなので、占い師というか術数研究家というか、まあそういうことになるのだろう。

で、同窓生仲間にそんな話をしていたら、彼らは全く門外漢ながらも僕が占いというものをどう捉え、どう向き合っているか、なんとなく理解してくれている。竹馬の友とはありがたいものである(M君とは高校の同窓でもあるが、小学校からの同窓でもある。まさに竹馬の友だ。)

で、まあそんなおっさんたちが集まって飲む。互いの近況や昔話、さらには米朝師匠とうとう亡くならはったよな、もう近日講演やなく本日講演になってしもたな、などと最近の世間の話題なども肴に杯をあおる。そのころ関西では、5月17日に行われる大阪市の住民投票が話題になっていた。ちなみに僕もT君もM君も関西人ではあっても大阪市民ではないので、直接には関係はない。でもまあ、関西では大きな話題である。座がその話に及んだ時、なんならそれを占ってみようか、と僕は言った。「おお、おもろいなそれ、占ってみてくれ。」とT君もM君も身を乗り出した。

僕はポケットから6枚の硬貨を取り出しテーブルの上に投げた。得卦は雷天大壮の上爻変。僕はおもむろに解説をはじめる。

「これが易の卦やねん。下が天、上が雷。天の上で雷がゴロゴロ鳴っている、てな様相や。さあてこれをどう読むか。確かに今の状況、みんなの気持ちをよく表してると言えるな。勢いは強い、気持ちもたかぶっている、でもカラ雷という言葉もあるぞ。」

と言ったところでT君が感心したように言った。

「そうか、占いっちゅーもんはそういうもんなんか!易の卦をどう当てはめて読むか。それが占い師の腕、っちゅうもんやな。」

「せやねん。占いっちゅうのはそういうもんやねん。どこの占い探しても、大阪市の住民投票は賛成派が勝つとか反対派が勝つとか、そんなん書いてるもんなんか、あらへん。出た目をどない読むか。これが占いやねん。まあ、易の卦という象徴をどう森羅万象に当てはめて考えるか。言ってみれば、すべての事象をいくつかの象徴に関連づけて考える知的ゲームやね。」

占いには全くずぶの素人であるはずのT君が、はからずも占いの本質を突くようなことを言ってくれて、僕はすごく嬉しくなった。なので続けて爻辞も読み上げた。

「ちょっと待ってな。易はさらに細かいことが書いてる文章があんねん。いつも易経は持ち歩いてるから読んでみるな。『羝羊まがきに触れ退く能わず進む能わず、利するところなし、苦しめばすなわち吉。』どういう意味かというと、いきりたった牡羊が垣根に頭を突っ込んで、にっちもさっちもいかんようになった状態やな。で、何の利益もないが苦しんだら吉になると。」

それを聞いたM君がこう言う。

「羊というのを聞いて僕は市民を連想したな。これは羊すなわち市民が苦しむが、そのことによって市民にいいことがあると。ということはやっぱ賛成派が勝つんとちゃうか?」

僕はそれに応えて

「これはどっちかと言うと、おとなしい羊やのうて、血気盛んな牡羊のイメージなんやけどな。素直に読んだら血気盛んな方があかんくなる。せやから賛成派が負けそうに思えるんやけどな。ま、占いと言うても酔った席での占いや。易の神様は酔って問えば酔って答う、っちゅーてな、酔っぱらいには酔っぱろうて返してくれはんねん。ま、どうなるか、もうすぐ結果でるし、楽しみにしてよか。」

 
 
結局、大阪市特別区を巡る住民投票は僅差で反対派に軍配が上がり、特別区は白紙になったわけである。僕の卜占にしても、酔った上で占的も明確にせずにおもむろに硬貨を振った程度の占いである。(それにしては的確な卦が出たと思うが。)当たった当たらなかったという結果はさておき、占いには全く素人の友人が占いの本質を理解してくれた。しかも果敢に卦を読む(象徴解析)ということにもトライしてくれた、ということが嬉しくて楽しくて、こうして一文をしたためてみた。

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2015年5月 1日 (金)

ワルプルギスの夜(魔女の秘密展)

今宵はワルプルギスの夜だから。。

というわけではないが、昨日、大阪天保山の大阪文化会館でやっている「魔女の秘密展」に行ってきた。まあ、詳しくはこちらをご覧いただきたいのだが。。

魔女の秘密展と言っても、実際の魔女術の講義や魔女術の実践が展示されているわけではなく、文化史的な観点からの博物館展示である。

なんでも、2009年にドイツ・プファルツ歴史博物館が企画開催した展示をもとに、新たに企画した特別展なのだそうで、当博物館の他、ドイツ、オーストリア、フランス、リヒテンシュタインの各美術館、博物館所蔵の作品が展示されている、ということである。

入館すると、最初の小部屋ではスクリーン(液晶パネル)に、中世ヨーロッパの住民に扮した解説者とその時代の人々が映し出され、解説がはじまる。いあ、今の博物館って大変だなあ。TDLやUSJばりのアミューズメントな要素も取り入れなくちゃいけない。過去の遺物を並べてるだけではいかんのだなあ、と妙に感心してしまった。

こぶりな展示会である。展示されているものも大規模な展示にくらべれば少ないが、それでも現物の迫力は十分に味わえる。古代中世の、手書きのギリシア文字の写本を見ると(マンドラゴラの書物だったがw)、ビブリオマニアの血が騒ぐ。

なかでも「魔女の鉄槌」の原本には見入ってしまった。有名な(悪名高い?)魔女の鉄槌。二次資料三次資料で目にし耳にしてきた書物であるが、実物を見たのははじめてである。もちろん読めるわけもないが、見ているだけでゾクゾクする。博物館に行く醍醐味はこれであろう。直接実物と対峙し、それからインスパイアされる。

展示は工夫して三部構成になっており、人によってはその文化史的解釈に違和感を感じる人もいるかもしれない。しかし、僕はそんなことは気にしない。自分なりの解釈で展示物を楽しむのだ。


その日、隣の海遊館ホールで鏡リュウジ氏の講演会があったので行って来た。

魔女や魔女術の話、その中で季節の関連の話をされた。キリスト教以前のヨーロッパの慣習がキリスト教に取り込まれる中で、クリスマスやイースターやハロウィーンなどの祝祭日が生まれたとは、よく聞くところであるが、氏のご講義の中で目から鱗だったのは、北半球でも中緯度に住む我々日本人よりも、高緯度に住むイギリス人やドイツ人は、はるかに日照時間の変化を感じているというお話だ。なるほど。僕は残念ながら数週間単位で中国大陸と北米大陸に旅行した経験しかないのだが、高緯度帯の土地に住んでみると、夏は日本よりもはるかに日は長く、冬は日本よりもはるかに日は短く感じるのだろう。冬至から夏至に至るまでの、そしてまた夏至から冬至に戻るまでの太陽の力の変化は、われわれ日本人よりもはるかに強く感じているのではないか。そういったものが古代からの記憶に残っているのだろう。

東洋の二十四節気と西洋の獣帯十二星座。太陽の消長という同じ原理を用いて作られた暦(つまり純粋太陽暦)であるが、ヨーロッパの民の方がより強烈に太陽の消長を実感し、いろいろな祝祭日が行われていたのであろう。とはいえ(講義の中で鏡氏も指摘されていたが)我々日本人も冬至には柚子湯につかりカボチャを食べ、春分秋分の日であるお彼岸には墓参りをしておはぎを食べたりする。(関西の一部地域では夏至の日に蛸を食べるそうである。)

易の「復」卦は冬至の卦とされ、一陽来復とされる。冬至を境に長くなる日の光を待ち望んでいた様子が伺える。いや、現代の日本に住む我々も、冬の寒い時期は「冬来たりなば春遠からじ」と春の訪れを心待ちにしているか。


また、お話の中で、英語のMidsummerは夏至のことであると説明された。シェイクスピアの有名な戯曲A Midsummer Night's Dreamは「真夏の夜の夢」と訳されるが、正確には夏至の夜の夢である、とのこと。イギリスの夏至の頃は梅雨もなく、ほんとにすばらしくいい気候の季節なんですよ、と。日本で真夏と言えば盛夏8月。なので、そんな暑くて寝苦しい夜の夢を思っていたよ(^^;; そうか、そういうことだったのか。他国の文化や思想を理解するためには、その土地に行き、その地理気候を肌で感じなくちゃいかんよなあ、と、あらためて思った。

講義の中で、9つの結び目のおまじないをみんなでやりましょう、というワークもあった。僕は、いい本が書けますように、そしてその本が売れますように、と願いながら緑の紐に9つの結び目をつけた。って、そんなおなじないする暇に頑張って本を書けばいいのだが。。


昨日の展示会はきわめて文化史的なものであったが、鏡氏の講演は、現代に生きている魔女のことを紹介するものであった。
ちなみに、僕もこんなことをやっているおかげで、リアル魔女の知人もいる。彼女たちから日頃聞いていることを思い出しながらここまで書いて来たら、イケムラレイコの「地平線へと向かう少女たち」という詩の一節が頭に浮かんだ。


少女たちよ、大地に触れなさい
からだを横たえると
こちらの世界とあのよを
いききできるのです




帰り際に、
真っ黒な服を着てジジのぬいぐるみを手に持った
キキになりきった小さな女の子が
お父さんに手を引かれて
展覧会に向かって行くのを見た。

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2015年3月22日 (日)

改名?

先日東京出張のおり、昔からの占い仲間と会っていろいろ話してきた。
いつものことだが、濃い術数談義で多いに盛り上がった。
僕にとっては至福のひととき。
なのであるが。。



その席で僕はみんなにちょっと聞いてみた。



ねえ。
改名しようと思ってるんだけどな。


え?
改名されるんですか?なんでまた。


だって「椎羅」って言うと、いまだに女性だと思う人がいるんだもん。プロフィールや自己紹介では「男性」って書いてるんだけどな。やっぱ「しいら」って語感から女性と思う人もいるみたい。実物はこんなおっさんやのに、それわ詐欺だよねー。


でも、もうずいぶん使って馴染んでる名前じゃないですか。


そう。
かれこれ20年使ってるかなあ。
馴染んでるだけどもね。
*もう20以上も前になるだろうか。パソコン通信Nifty Serveの「占いフォーラム」に入会するにあたって、入会に際してはハンドルネーム(ニックネームみたいなもの)をつけなくちゃいかんということだった。そこで、わけのわからん奴ということで、古代魚シーラカンスを漢字で書いて椎羅、というのをとりあえずハンドルネームにした。それがずっと続いている。



*先日書店で「飲茶」という人が書いた哲学の本を見た。なんでも凄いブロガーの人で、とうとう本を出版してしまったらしい。その2冊目のあとがきに「まさか2冊も本を出せるとは思わなかったよ。だったらもっとちゃんとしたペンネームを考えるんだったなあ。」みたいなことを書いておられたが、なんかその気持ち、すごくよくわかるぞ。



椎羅 亮 としたらどうかな?椎羅が名字で亮が名前。亮もNiftyで使ってたハンドルだから。これだと男性だとわかるやん。なんかかっこいいし。


いあ、でも総画が40画になるのは避けたほうがいいんじゃない?


ああ、これだと40画になるか。それはまずいかな。
じゃあ「明」にして39画にするか。
椎羅 明。でもなんか間延びする名前だなあ。
男だとわかればいいんで、いっそ椎羅 権左衛門にしようか。


ほんまですね。ほんまに権左衛門にするんですね。


いあ。。それはあのその。。
太郎にしようか。
でも、椎羅 太郎。
なんか陳腐やな。


そうだ。生門はどうですか?
占い師らしくていいんじゃないでしょうか。


なるほど。
「生門」は奇門遁甲の八門のうちのひとつ。
生気あふれるたいへん縁起のいい方角とされる。
いいじゃん。縁起がいい名前だ。



   。。 ちょっ。

      ちょっとまてーーーーー。



続けて読んだら

椎羅生門 やないかーーーっっっ!!
知らん人はみんな、椎 羅生門さんって呼ぶぞ。




いあ。。

君たちに相談した僕がばかだった。






でも、みんな真面目にも考えてくれて、じつは生年月日から見ても「椎羅」という名前は僕にとって、とてもよい名前らしい。んじゃまあ、しばらくはこのまま椎羅で行くか。


ということで、改名に失敗したという話。
当面しつこく椎羅で行きます。

みなさん、今後とも椎羅をよろしくお願いします。

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2015年3月17日 (火)

福岡出張&太宰府天満宮

一昨日の日曜日は、今期最後のカイロン福岡講座でした。

基礎編の受講生のみなさん、半年間おつかれさまでした。
応用編の受講生のみなさん、1年間の長きにわたって、ご受講ありがとうございました。

去年の4月からカイロン福岡校が開講したのですが、10月からは応用編がはじまり、その両方ともを同日にしたので、毎回始発電車に乗って博多に向かい、日帰りで帰って来るという、講師にはいささかタイトなスケジュールでした(^^;;

来期はカイロンさんとも相談のうえ、福岡講座については短気集中講座とすることにしました。遠方から来られる方のことも考え、5月6月は基礎編のみとし、毎月土日の2日間連続講座とし(一日4時間)2ヶ月4回の講座(合計16時間)で基礎編が終えられるようにカリキュラムを組みました。応用編は7月8月の2ヶ月、同じく集中で4回16時間の講義を行う予定です。

詳細についてはカイロンのHPのこちらをご覧ください。

4月以降のカイロンでの講座については、また改めてこちらでもご案内いたしますが、2年間講義を行った経験を踏まえ、カリキュラムを見直します。どうも、初心者の方にとっては専門的な内容が多かったのではないかと反省し、ゆっくりと丁寧に基礎から説明し、初心者の方にもご理解いただける講義にいたします。

さて、一昨日の講座ですが、いつもなら日帰りでその日のうちに帰るところなのですが、応用編の受講生のみなさんが、最後だから打ち上げの懇親会をしましょうよ、と言ってくださって、それではと博多に一泊して、美味しいお酒と魚を堪能いたしました。

こうして受講生のみなさんとゆっくりお話しすると、みなさんのことがよくわかっていいですね(^^ 占いはほとんど勉強したことがなかったのに、なぜか紫微斗数の講座に来てしまった方(これもご縁ですねえ)がおられるかと思えば、ずっと九星気学を勉強されてた方や、中にはインド占星術の清水さんの講義を受けに東京まで通われた方もおられ、いろんな話で多いに盛り上がりました。楽しかったです(^^ みなさん、どうもありがとうございます。

いやしかし、魚もお酒も美味しくて、ちょっと飲み過ぎてしまいました(^^;;

翌日はとくに予定もなかったので、帰りは午後の新幹線にして、太宰府天満宮にお参りしてきました。今まで行ったことがなく、かねがね行きたいと思っていたのです。太宰府の駅を降りると参道には多くのお土産屋さんが並んでいて、プチ清水さんの参道といった感じでしょうか。でも鳥居に近づいて森が見えて来ると、おごそかな神気が感じられ、ああ霊験あらたかな神社なんだなあ、と。

学問の神様なので、紫微斗数をはじめ術数の研究がはかどり、大きな成果が上がりますように、とお願いしました。境内にはまだ梅の花が残っていて、目を楽しませてくれました。なんか境内にうすいピンク色の気配が漂っていて、すごく優しくおだやかな感じの神社です。お神籤を引いたら、お神籤もピンク色の紙で、「末吉」でした。「平穏なる運気です。コツコツと真面目に努めることです。地道な努力の積み重ねが、やがて大きな注目を集めたり、よりよい成果があらわれたりするでしょう」とあります。

ううむ。。  なるほど。
地道にコツコツと勉強せいと。
真面目に地道に研究しなさいと。

はい。コツコツ真面目に研究に励みます。

巫女さんたちの髪留め(って言うんでしょうか?長い髪を後ろに垂らして束ねて巻いてる熨斗みたいなの)もうすいピンク色で、いかにも梅花の社なんだなあ、と感じました。




    ■なぜか天満宮に麒麟が。。w
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    ■心字池の鯉
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    ■梅花
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    ■梅花その2
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2014年5月18日 (日)

【事務連絡】昨年度カイロン応用編講座受講生の皆様へ

占術スクールカイロンで、昨年9月(10月)から本年2月(3月)に行いました私の紫微斗数講座応用編を受講された受講生の皆様への事務連絡とご案内です。

講義最終日にご案内いたしました資料発送が遅延しております。まことに申し訳ありません。目下、必死で作成作業を行っております。必ず皆様のお手元にお届けいたしますので、いましばしお待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。
 
 
 
今回、ここまでの内容をあらたまったかたちで講義するのは、私にとっても初めての試みで、いささか内容を盛り込み過ぎてしまいました。結果、期間中に講義しきれず、大阪校については補講というかたちでフォローさせていただくことになりました。また講義しきれなかった部分については、後日資料郵送というかたちを取らせていただくことになりました。ただ、受講生の皆さんは、この資料をご覧いただければ十分ご理解いただけると思っております。また、一読して理解できるように解説もすべて書き込んでおります。
 
目下、鋭意作成中ですので、いましばらくお待ちくださいませ。
どうかよろしくお願いします。

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2012年2月29日 (水)

聖天宮

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先日、埼玉県にある道教寺院「聖天宮」に行ってきました。たぶん規模としては日本最大の道教寺院です。東京の術友からこの寺院のことを聞き、中国術数をものす者として、これわ一度お参りしておかなくては、ということで参拝してきました。

なんでも、台湾の大富豪が若い頃大病を患い死線をさまったとき、ひたすら道教の神様にお祈りしたところ、奇跡的に一命をとりとめたそうな。これは神様にお礼をしなくては、と、その大富豪は寺院建立を発願したところ、なぜか日本の埼玉のこの地に作りなさいと場所まで詳細に指定されたお告げを受け、 15年の歳月をかけ、この地に聖天宮を開廟したのだそうです。

池袋から東武東上線に乗り、若葉駅で降ります。地図で見ると2kmくらいなので、歩いて行けない距離ではないと思いましたが、念のため駅員さんに聞いてみると、ああ聖天宮ね、この下のバスに乗って道が突き当たりになる戸宮交差点で降りるといいよ、バスはどれに乗っても行くよ、と地図まで出して親切に教えてくれました。

道教寺院は、日本でも横浜の関帝廟などが有名ですが、僕ははじめてのお参りです。300円の拝観料を払って入ると。。 日本の寺院に慣れた目には、絢爛というか豪華というか、金や赤の原色に彩られ、あちらこちらに龍と鳳凰の彫り物が。これが中国風、道教の寺院か、と思いながら中に入ると、日本とおなじように「おみくじ」がありました。

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じゃらじゃらじゃらと、木の棒を引いて番号を見るのは日本のおみくじと同じですが、その後に道教寺院独特の作法があります。今引いた札の番号が、はたして神意を表したものかどうか、「陰」と「陽」の2つの牌を床に落とし占います。陰陽の出たパターンで、これでいいのか、もう一度引き直すのか、判定します。もう一度引きなさいと出れば、再度おみくじを引き、「これでいい」の判定が出るまでそれを繰り返します。

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引いたおみくじは「中吉」で、おおらかでゆったりしている様、と出ました。
ううむ、うっかり財布を落とすなんて(前ブログ参照)おおらかでゆったりというより、ぼんやりとうっかりしている様ではないのか、などと思いながら裏面を見ると、「仕事&恋愛」運(なぜかセットで書かれています)は、初めは悪くともこころ配りを注意すれば進展あり、とあります。これから少しずつ仕事も発展していくのかな、と、中吉ということもあり気分をよくしました(^^

その日は平日ということもあってか、参拝客も少なく、ガイドのおぢさんが丁寧に寺院や参拝の仕方を説明してくれました。説明にしたがって、長く大きなお線香3本をおそなえし、祈願します。術数の研究が深まりますように。そして財布が出てきますように(笑)

ガイドの方の話によりますと、土日はコスプレの人たちがいっぱい来るそうな。ゲームのチャイニーズキャラのコスプレでしょうか。また、TVドラマの撮影にも使われるそうです。

お守りもありましたが、面白いのは生まれ年の九星により、その人の「色」が決められており、その色のお守りを求めるのです。僕は七赤金星なので、赤色。赤い龍が刺繍されている八角形のお守りを買いました。願い事別にお守りがあるそうで、僕は八卦如意(開運招福)を選びました。

まあ、現金は残念でしたが財布は出てきましたし、その日と翌日、翌々日の東京滞在は術数のうえで思わぬ成果や発見があり、ひょんなことから、ある占いスクールともご縁ができそうです。とてもありがたい進展です。ご利益はやっ!!

まだ道半ばではありますが、中間報告とお礼参りに行かなくては。てなことで、次は桜の頃、訪れるとしましょうか(^^

聖天宮のHPはこちら↓
http://www.seitenkyu.com/


 

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2011年12月 4日 (日)

旧交

しばらくこちらの更新をサボっていた。諸事なにかと多忙であったのだ。これわいかんと書いてはみたが、ただのつぶやき日記のようになってしまった(^^;; まあブログである。たまにはこゆのも許してください。

過日、2度ほど上京する機会があった。
そこで懐かしい旧友たちに会うことができた。

もう20年ほども前のことである。Web世界が広がる前の時代、パソコンを使って会員相互がコミュニケーションを取る、パソコン通信というものがあった。そのひとつ、Nifty-Serveというパソコン通信の中に占いフォーラム(FFORTUNE)というものがあった。今のようにインターネットもブログもSNSもない時代、電子コミュニケーションを行うものはそこしかなかったので、そこには日本中から濃い占いフリークたちが集まっていた。

その中で、いろいろな術者・研究者と知り合い仲良くなったが、中でも東洋占を得意とする、強烈に濃いメンバーとたちと意気投合し、(当時は僕も東京に住んでいたので)ネット上だけでなく、頻繁にリアルに顔を会わせ、情報交換や意見交換を行った。彼らに出会ったことで、僕の術数の技術や知見が格段に深まった。その時代の成果のひとつが、こちらにもアップしている「紫微斗数入門」であり、「占いとは何か」や「封神演義と紫微斗数」などのドキュメントである。まさにこれらの成果は、彼らのおかげなのである。

久しぶりの上京である。人の迷惑顧みず、迎撃してクレ!と、懐かしいメンバーを呼び出した。まず、代々木の中国書籍専門店の東豊書店で玄さんと落ち合う。玄さんとは、最近は互いの都合が付かず、リアルに会うのは5年ぶりくらいである。僕に東豊書店を教えてくれたのも玄さんである。前にそこで入手した紫微斗数全書の解説書が、大変詳しく内容も優れていたので、同じ著者の斗数本を入手しようと思ったのだ。他に3冊あるはずなのだが、1冊しか在庫がなく、とりあえずそれをゲットする。

神田に移動し、松岡さんと落ち合い、昔のように「さぼうる」に行く。松岡さんとは年に何度か会っているが、この3人が揃うのは何年ぶりだろう。すぐに昔のように話が弾む。玄さんから、斗数の構造についての考察を聞く。やはり斗数には「数」が絡んでいるとのこと。僕自身、以前から斗数は西洋占星術をフレームモデルに、象数易の思想で構成されたものであるという思いを抱いていた。しかしまだそのことを具体的に論及するまでには考察が及んでいない。流石玄さんである。大いに刺激を受ける。また、興味深い中国斗数書を見せてもらう。一度「格局」を整理したいと考えていたので、とても参考になる。また受講生向けに「紫微斗数便覧」みたいなものを作ろうと思っていたので、これまた参考になる。

以前から松岡さんが言っていた少限太歳プログトラン説、玄さんも同じようなことを言っていた。僕は当面象意力量のセンで追っかけているのだが、この説も考証に値するかも知れない。検証を続けよう。

少し遅れて周易の大家である玄珠さんが合流する。この4人がリアルに揃うのは、ほんとに何年ぶりだろう。短時間ではあったが、とても充実したひとときであった。

夕刻、玄さん&玄珠さんと別れ、田中俊平氏と合流、大井町の焼肉屋で術数談義。田中氏が企画した「お台場占いバイキング」の話などを中心に伺う。少し遅れて、お台場占いバイキングの占者でもある弟子3号のmiesha嬢が合流。

たまたま田中氏が、僕が上記東豊書店で探していた著者の最新本を持参していた。なんでも香港の占い師の友人に、これはいい本だと勧められて買って来たとのこと。やはり目をつける人は目をつけるところに目をつけるのだ。田中氏は快く貸してくれたので、暫時借り受け複写を作成。なかなかにマニアックな本である。ほんとにここまでヲタクに研究するかというくらい、マニアックに考証されている。マニアにはもうたまらない。

さて、その会合の数日後、1年近くぶりに東京講座を開催したのだが、その日、ふたたび玄さんと池袋でブランチを取り、資料の交換を行った。玄さんはたまたま時間が空いていたようで、そのまま僕の講座に遊びに来てくれた。玄さんは占術講師業ン十年のベテランなので、なんかやりにくいなあ(笑)。まあ、その昔、最初に行った紫微斗数講座にいきなり鮑先生が来られたときのことを思えば、その比でわないがww(この話はもうあちこちに書いたので今回は省略する。)

講座の終わり頃に、松岡さんも遊びに来てくれた。僕は飛行機の時間があったので、講座修了と同時に池袋を離れたが、なんでもこの2人は遅くまで、僕の受講生数人の相手をしてくれたようだ。生徒の育成のために大家の聲咳に接する機会を与えるのも教師の仕事、と言えば聞こえはいいが、生徒の育成を友人に丸投げしたとも言える(笑)。

いあ、持つべきものは友人であるwwww

【登場人物紹介】
松岡さん  六壬を中心とする中国術数の大家、北斗柄氏のこと
http://www.yk.rim.or.jp/~hmatsu/office/ など

玄さん   東洋占の大家、大石真行氏のこと
http://www.the-fortuneteller.com/gengakusha/ など

玄珠さん  周易、六壬などの大家 日本易学協会理事

田中さん  新進気鋭の術数研究家 田中俊平氏のこと
http://www.senjutsu.jp/ など

miesha  椎羅紫微斗数研究会3期生(3期東京教室学級委員長)
http://mieshalove.com/  など

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2010年10月12日 (火)

ゆるゆると開設一周年

今日でこのサイト開設して1年が経ちました。
サイトと言いながら、Niftyのブログツールで作ったもので、だからほとんどブログ仕様で、サイトとはとても言えないものです。

諸般の事情で、取り急ぎ開設したかったのでココログを利用したのですが、時間があれば、ちゃんとしたかたちのサイトにしようと思いつつ、1年が過ぎました(^^;;
また、アーカイブ・プロジェクトと言いながら、コンテンツも「紫微斗数入門」と「封神演義と紫微斗数」をアップしたのみ。とてもゆるゆるとしたペースです(^^;; まあ、ゆるゆると拡張していくつもりですので、どうかお見捨てなく。

と、こんなサイトですが、今日現在42000を超えるアクセスがありました。
AKB48の公式サイトなどにわ比ぶべくもないですがww
こんなマニアックなサイトにしては結構ご訪問いただいたのかな、と。
ありがたいことです。

これからも、ゆるゆるとやっていきますので、どうかゆるゆるとお付き合い下さいませm(__)m

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2010年3月28日 (日)

東京行

この週末は東京でした。

まず月イチの自分の紫微斗数セミナーを池袋某所にて開催。
受講生の皆さん、お疲れさまでした。
今回は紫微占課(卜占)だったんだけど、
いやあ受講生のH嬢、いつも鋭い質問ツッコミ入れてくれるんだけど、
今回は特に冴えてたなあ。
やっぱ実占家として日々実占で鍛えてると違うね。
北斗柄さんも唖然としてたもんねwww
こっちがたくさん教えられた、そんなセミナーでした(^^

その後はH先生とH先生の(って、イニシャルで書いたら
どっちがどっちかわからんがなww)講座を受講しに。
H先生は気前よく秘伝をバンバン公開してくださって、
いあ、H先生はほんとにいいひとだ(^^

その後、H先生とH嬢と北斗柄さんと他の生徒さん数人と居酒屋へ。
いろいろ面白い話ができて、とても楽しかったです。
H嬢、飲み会の手配から帰りの道案内まで、ほんとにどうもありがとう。

当然その日は帰れないんで、会場近くのウィークリーマンション泊。
なんか満員でホテルがここしか取れなかったのです。
ホテルとしての設備は最低限のものしかなかったけど、
まあ、おっさんひとり飲んだくれて寝るだけならこれで十分か。
なんにせよめちゃ安かったし(^^
久しぶりに爆睡したぜ。

てなことで、さきほど家に帰ってきました。
って、なんか今回はただの日記だな(^^;;

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