2025年筮(冬至の日に)
今日は冬至です。(ここんとこ恒例になっていますが)翌年の年筮を立ててみました。易者の間では、冬至の日に翌年1年の運勢を占う「年筮」を立てるという習わしがあります。
その前に、昨年立てた年筮と今年1年の振り返りを。
去年得た卦は「未済」の五爻変でした。そこで「一般に「未済 」 は、その卦名から、終わるように見えて終わらない。締めくくりがなく混沌とした状況。などと解されることもあるようです。しかし、卦辞にはまず「享(とおる)」とありますし、何より五爻の爻辞が「貞吉。无悔。君子之光。有孚。吉。(占門したことは吉。難儀な目に遭わない。君子にとって光栄あることに、捕虜を獲得する。吉。)」(*三浦國雄「易経」角川文庫による。)なので、捕虜、つまり何か獲物、成果をゲットするような感じです。来年は何か成果物をまとめられるのかも知れません。そのためには「君子」でなければならない。つまり、サボらずに真面目に研究に励みなさい、ということなのでしょう。」と書きました。
で、この一年どうだったかというと、前のエントリーでも紹介しているように、私家版で出していた「紫微斗数実占ハンドブック」を東洋書院様から出版することができました。確かにひとつ成果物をまとめたことになります。また次の著作に向けての準備も進めています。その他の出来事といえば、親戚が事故に会い大怪我をして、その対応で走り回りました。高齢でもあり、今後介護のことも考えていかなければなりません。それを思うと終わりのはじまり。まさに「未済」です。まだまだ状況は混沌としています。
さて、今年得た卦は「震」の五爻変でした。卦辞には「享る」とありますので、基本的に良好な一年のようです。で、雷鳴が轟いても大事なスプーンや器を落とさない、とあります。また五爻の爻辞も「震 往来してあやうし。思うに有事を失う无し。(雷が去ったかと思うとまたやって来て危険。しかし、考えてみるに、大切な行事に失態はなかろう。)」(*三浦國雄「易経」角川文庫による。)とあります。ということは、何か驚くようなことがあるが実害はない、と判断できます。昔から「震」には「声あって形なし」という意味を取ることが多いようです。何があってもあたふたせず、泰然自若の態度を取りなさい、ということなのでしょう。びっくりするようなことがあっても、慌てず落ち着いて構えるようにしたいと思います。


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