2022年筮(冬至の日に)
あけましておめでとうございます。
年も明けましたので、年筮の話題から始めたいと思います。
先日、冬至の日に翌年の年筮を立ててみました。易者の間では、冬至の日に翌年1年の運勢を占う「年筮」を立てるという習わしがあります。
その前に、前年立てた年筮と去年1年の振り返りを。
去年得た卦は「損」の四爻変でした。その詳細は去年の書込みを見ていただきたいのですが、そこで僕は、今年はとにかく断捨離をしなければいけない、というふうに解釈しました。
で、結果はどうかと言うと(私ごとなので詳細は省略させていただきますが)、数年来の懸案であった大きな断捨離を実行しました。大変だったけど、やれやれやっと片付いた。肩の荷が下りました。易の神様にハッパかけてもらったおかげです。また、小さな断捨離- 資料や書籍や記録などを整理して不要な物を処分する- 要するに部屋を片付ける-ということにも着手しました。なにせ何十年と整理せずカオスな状態の部屋を片付けるのですから、とても1年では片付くわけもなく、今年も継続課題といたします。
さて、翌年を占って得た卦は「隋」の三爻変。
単純に解釈して、人にしたがって吉。今年は「俺が、オレが」の態度は慎んで、人の言うことを素直に聞いた方が良い、ということのようです。広く解釈して、自然にまかせる、流れに乗る、小賢しく考えた自分の都合は引っ込めて、万事、天に委ねるのがよろしい、ということかもしれません。また「したがう」ですから、自分ひとりでやるよりも仲間にしたがって、仲間と協力してやることの方がいい結果を出す、ということなのかもしれません。いずれにしても「元亨利有咎无」ですから、いい感じの一年を過ごせそうです。
また変爻を見ると「丈夫(大人)をくくり、小子(子供)を失う」とありますから、小さい損失はあっても、大きな損失は無いようです。ここでも「隋有求得」と有ますから、やはり人にしたがって利益を得る。人にしたがって吉、ということのようです。
いずれにしても、今年は自分を抑えて謙虚に、周囲の状況にしたがって過ごすことといたしましょう。
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