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2013年5月

2013年5月27日 (月)

心理占星術と紫微斗数

昨日、タロット・数秘術などの権威である伊泉龍一氏と、新進気鋭の心理占星術の研究家Nico女史との知己を得ることができ、夕食を供にしてきました。機会を設けていただいたカイロンの天晶さん、ありがとうございます。

それぞれ畏れ多い本格的な研究者の方で、実はいささか戦々恐々とした気持ちで赴いたのですが、ご両名ともすごく気さくな方で、たちまちそのお人柄、ご人徳に魅了されてしまいました(^^

伊泉氏とは共通の知人がいるということもあり、少しく昔話などで盛り上がり、また、著述のために数年間籠り切りのような状態になるとか、それでいて全国を股にかけて講演、講義を行っているとかのお話を伺い、たいへん刺激を頂戴しました。ううむ、僕も頑張らなくちゃ!(^^

Nico女史は、僕がユング心理学に興味があることを「占い夜話」で聞いていただいたとのことで、少しく心理学の話をさせていただきました。ただ、列車の時間の都合もおありで、ゆっくりお話できなかったのが少し残念です。次の機会にはじっくりとユング心理学の話や心理占星術の話をお話したいですね。でもnico女史も紫微斗数を勉強したことがおありだったとは!紫微斗数も、ぜひとも深く研究されることを期待したいです。

僕はもともとユングフリークで(こちらのブログや、あちらこちらでそんなことを書いたり話したりしていますが)、そのせいか最近心理占星術に興味を持ちはじめ、今回はまたとない機会と思ったのです。

僕は心理占星術については、まだこれから勉強をはじめようという状態なので、今から書く事に勘違いやおかしなところがあるかも知れません。心理占星術サイドからは「???」なところもあるかも知れませんが、まあ、なまあたたかく見逃してください(笑)

紫微斗数のことなのですが、最近自分でも、かなり紫微斗数を心理占星術的に見ているなあ、と思うことがあります。もともと僕は紫微斗数の命盤は、その人の「マンダラ・シンボル」であると思っています。詳しく話せば長くなりますので、かいつまんで申しますと、スイスの分析心理学者ユングは、人間の心の中心(ユング心理学ではSelpst(自己)と言いますが)が表象されるときに、円や十字を伴った図形で表現されることが多いことに気づき、それを「マンダラ」と呼びました。仏教(やバラモンの)「曼荼羅」からその着想を得、そう名付けたのです。

ユング心理学でのマンダラは人間の心の中心(全体性)を表す表象としての象徴(シンボル)なのですが、僕には紫微斗数の命盤は、その人全体、その人の総てを表す地図であるように思えるのです。その人のどこをどう押せば、何がどう飛び出してくるのか。どちらの方向に飛び出すのか。そんなことが見てとれます。つまり、その人のどういった資質を使えばいいのか(逆に使い損なうとどうなるのか)、どういった分野や方面で活動すればいいのか、いつごろ頑張ればいいのか(あるいは耐えなくてはいけないのか)、そんなことが書かれている「地図」なのです。それをもって自分の人生を創造していくことが、紫微斗数の星を活かすということだと思うのです。今年の自分の講座は、そんなことに力点を置いて進めています。

若い頃、紫微斗数の命盤と七政四余の星図を合わせて、自分だけのマンダラ・シンボルを描きたいと思ったことがありますが、何のことはない、紫微斗数命盤そのものがマンダラだったのです。


伊泉龍一氏のサイトはこちらhttp://unmeinosekai.com/
Nico氏のブログはこちらhttp://nicosmic21.blog.fc2.com/

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2013年5月23日 (木)

5月の講義終了

占術スクールカイロンでの、今月の紫微斗数講義が終わりました。

今月は「椎羅式運命数値」と「格局」と「身宮」の解説を行いました。ただ、一度に多くの内容を講義したため、少し頭の中がごちゃごちゃしたかも知れません。大雑把に要点を整理すると。。

命宮 → その人の性格、嗜好、考え方、行動傾向、持ち味
各宮の宮威(身宮) → その人の人生が展開していく(あるいは注意すべき)分野、ジャンル、人生のカテゴリー

ということです。

来月は「四化星」の話をした後「行運」の講義を行う予定です。受講生の皆さん、来月もよろしくお願いします(^^)/

(今回の記事はカイロンでの受講生の方以外はわかりにくい内容でスミマセンm(__)m)

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2013年5月 1日 (水)

化忌殺?(笑)

一昨日の記事に「化忌殺」って書きましたが。。

じょ、冗談ですよ〜〜(^^;;

簡単にトンデモない凶運期を見る方法って、ないです。あったら教えてほしいww
って、それだけではアレなんで、少しフォローします。

紫微斗数という占術は、多くの吉星凶星が入り乱れ、さらに廟旺利陥という星の輝度を表す指標があり、この宮はいいのか悪いのか、吉なのか凶なのか、なかなかすぐには判断しにくいという特徴があります。(そのための目安として私は「椎羅式運命指数」という、数値化による整理を行っています。)なのである流派などは、紫微斗数は細かい象を見るのに優れ、四柱推命は断を見るのに優れるとし、両方の術の併用を勧めていたりもします。

そういった特徴(欠点?)を補うために考えられたひとつの方法に、四化星に着目し、それを吉凶判断の要にする、というものがあります。僕の知る限りでは1980年頃から台湾の書籍に登場してきたでしょうか。その後、多くの研究者や流派の中でいろいろな工夫や考察が行われています。

その中のひとつに流年の吉凶を見るのに、化禄星と化忌星がどこにあるのかを見るというものがあるのですが、実は流派や研究者によって様々な見方があります。その年の吉凶を見るべきところに化忌星や化忌星が入るかどうか、それを見るパターンも、大雑把に言って4パターン、細かく言うとその倍以上のパターンが考えられ、研究者や人士によって、これこそが本当の秘伝であると、それぞれの見方が主張されています。

細かい話は省略し、大雑把に4つのパターン
パターンA
パターンB
パターンC
パターンD
があるといたしましょう。

私は私の経験と実践から、通常はパターンCの見方を採用しており、講習会でもそのように講義しています。しかし、人によってパターンDが該当するようなケースがあるのです。じゃあ何によってその見方を変えるのか?それは命盤による、としか言いようがないのです。ただ、その人の人生履歴と命盤を見れば、わりと一目でその区別がつきます。しかしその違いは、具体的な命盤を示しながらでないと伝えられるものではありません。とてもマニュアル化はできない。(だからこそ諸説あって、我が説こそ正当と主張し合うことになるのでしょう。)例えば、柔道の技や水泳のクロールの仕方を書物だけで学ぶことは、とても困難であると言えば、おわかりいただけるでしょうか。占いとは「サイエンス」ではなく「アート(芸術・技術)」である所以です。

ということで、簡単に大凶運期がわかる「化忌殺」なんてものは存在しません(笑)。四柱推命の中に「空亡」というものがありますが、僕の感覚ではそれが凶運期の目安として作用するときもあれば、そうでないときもあり、結局はその人の命式による、としか言いようがない、と感じています。占いとは「サイエンス」ではなく「アート(芸術・技実)」なのです。

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