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2011年4月11日 (月)

【東日本大震災(2)】深刻な事態

翌日から、現地の悲惨な状況が報道されはじめる。今現在、死者は1万人を超え、行方不明者を合わせて3万人に達するかもしれないとのこと。阪神大震災をはるかに上回る被害である。

ネットを見ていると、報道に乗らないようなリアルで悲惨な様子が綴られる。阪神大震災の被災地を故郷に持つ僕が、同僚先輩、親戚知人から聞いたその当時の様子と全く同じである。(具体的にはとてもここには書けない。)

僕の会社の社員も、地震翌日は安否不明者が100人近くであったが、幸い次々と社員の安否は確認され、残すところ2名となっている。どうか無事であってほしいと祈るばかりである。

また、工場をはじめ東日本の拠点事業所がいくつも被災し、その機能を停止した。特に石巻や釜石その他沿岸部の事業所は津波をモロに受け、壊滅状態に陥った。
その日から、被災地から遠く離れた西日本にいても、被災した拠点の代替業務のため、休日返上で早朝から深夜まで、イレギュラーな業務で忙殺されている。しかし被災地や被害にあった人たち、被災した事業所を復興させようと奮闘する社員たちのことを思えば、これくらい何ということもない。

しかし、工場のいくつもが停止し、また原材料を供給してもらっているメーカーさんたちの多くが被災し、サプライチェーンが途切れてしまった。しかも物流が十分に機能せず、輸送もままならない。加えて電力不足による計画停電の影響により、被災を免れた東日本の工場も満足に稼働できない状態である。ついに我が社も、製品の出荷を停止するという事態に陥った。目下その対応に追われている。

これは何も我が社だけのことでなく、日本の製造業の多くが同じような事態に陥っている。いち早く新聞等で報道されたのは自動車や電気業界であるが、それ以外の素材・エネルギー・食品・生活・医療など、業界多岐にわたり出荷停止や出荷一時停止という話を聞く。まことに由々しき事態である。

我が社のトップが今回の事態に際し「阪神大震災のときは神戸支社の復興であった。このたびの東日本大震災は、我が社全体を復興させることである。」と語った。まさにそのとおりであると思う。直接の被害に遇った東日本の地域のみならず、日本全体が復興を考えなければならない事態である。未曾有の「国難」でありがんばれ「日本」と言わざるを得ない。

もちろん、被災地で被害に遇った人たち、復興に取り組む人たちは、それこそ大変な苦労と頑張りを強いられているわけであるが、それ以外の地であっても、日本中の企業戦士たちは、一日も早い業務機能回復に向けて奮闘している。今の目の前の業務と役割に打ち込むことが、最大の復興支援なのだと思って。

なんとしてもこの国難を乗り越えなくてはならない。「あの大戦で焼け野原の中から日本は奇跡の復興と高度成長を遂げたではないか。必ず復興できる。」という声も聞こえてくる。そのとおり。必ず乗り越えられるはずである。私の父母は先の大戦を経験した世代なのだが、やはりあの世代は強いな、と思う。僕は「戦争を知らない子供たち」世代ではあるが、その人たちの息子である。みんなで頑張れば、きっと乗り越えられると信じている。

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