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2010年11月29日 (月)

簡体字の斗数本

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先日、東京教室の生徒さんだった方から携帯メールが来て
今、上海にいます〜、とのこと。

ならば、本屋さんで紫微斗数の書籍を探してごらん、とアドバイスをした。
え〜、上海にもあるんですかぁ?
きっとあるよ。まあ探してごらん。

長らく大陸でわ術数は(表向きには)御法度だった。
しかしここ近年の中国の変わりよう。
ネットでわ簡体字の斗数のサイトなどもある。
だから上海ならばきっと何かある。そう思った。

先生、ありました〜!
おおそうか、ならばあるだけ買って帰るように。
4冊ゲットしました〜。
よしよし、ぐっじょぶだ。

先日そのうちの2冊が届いた。
まさに簡体字の斗数書。

十数年前、上海で「算命術」という図書が刊行された。
日本でも訳書が出た。

内容は子平の解説本なのだが、
あとがきに、これは学術的な研究なのであって、
そんな迷信、本気で信じちゃだめなのよん、
みたいなことが書いてあった。

それでも訳者の方は、
これが今の中国の実情なのよね。そゆこと書かなくちゃいけんのよね。
それでも民衆は「占い本」としてこの本に群がってるのよねん。
みたいなことを書かれていた。

それを思えば、隔世の感がある。
まあ、今の中国の変わりようを思えば、
これくらい何てことないか。

で、この本なのであるが、
図解教典シリーズという、古典を図解してわかりやすく紹介しようというシリーズの中の一冊(てか、上下二冊)。
「図解」と言うだけあって、昔使ったチャート式参考書のよう。
でも、紫微斗数を図解するのって、ちと無理があるんちゃうやろか。

とはいえ、精一杯工夫してあって、そのいくつかは、それを参考にうちの教室用の「便覧」を作ろうかな、と思うものもあった。

内容は、オーソドックスな紫微斗数の観法で、特に秘伝奥義の類いはないがとにかく詳しく細かく書かれている。とても網羅的である。本もめちゃ分厚くて大部である。
編集者は、数多の台湾本香港本を渉猟し、そのエッセンスをまとめたのか。
あるいは大陸の道家に伝わる伝本を現代的に編集したのか。

なにわともあれ、僕が次に書こうとしている本格的斗数書の構成を考える上で、とても参考になるな。てか、とてもわかりやすいので、初心者向け講座の教授法の参考にもなる。

なんてことを思ったのだが、

そんなことはさておいて
この書籍にはひとつ、驚愕すべきことが書かれていた。


何と!
封神演義が登場するのである!!!

封神演義は、透派の教育的ファンタジーだと思っていた。
まさか大陸の書籍にこのイメージが書かれているとわ!
この編集者、資料を渉猟するにあたり、日本の透派の文献にまで手を出した?
まさかね。

角川文庫安能訳封神演義の最終章には、登場人物が様々な星に「封」じられる様子が描かれている。原典にもその記述があるとすれば(て、きっとある)、
そこからの連想であろうか?

いずれにせよ、中国でわ紫微斗数と封神演義、
一般に結びつけられて考えられているのだろうか?
それともこの本の編集者、僕が「封神演義と紫微斗数」に書いたように
歴史的なことわともかく、使えるイメージはうまく使って、
星曜の象意を把握しよう、という発想で紹介したのか。

私も結構な数の台湾本香港本を収集してると思うのだが、
今まで、ついぞ封神演義の文字を見た事がない。

はてさて。。




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