« サイボーグ009と紫微斗数 | トップページ | 水戸黄門と紫微斗数 »

2009年10月25日 (日)

中島多加仁さんのこと

ある日書店に入り、いつものクセで占術関係の棚を物色していると、中島多加仁さんの「紫微斗数占い入門」という本が目についた。知らない人ではなかったし、へえ、この方、本を出版されたんだ、そう思ってその場で購入した。

帰って目を通してみていささか驚いた。
私の名前が随所に出ている。それはたいへんありがたいことなのだが、なんだかところどころに見覚えのある文章が見られた。私が過去に書き、現在はネット上で公開している「紫微斗数入門」の文言や構成が、一部に使われている。
あれえ?そんな話、聞いてたっけな?

で、一番驚いたのが、巻末あとがきに
「貴重な資料の使用を快諾してくださった椎羅先生と松岡秀逹先生にこの場をお借りして感謝の言葉を述べさせていただきます。」
とある。

 ????

快諾もなにも、許可について打診があったっけ?
打診のないものを許可するも否認するもないんだけどなあ。。
許可。。 してないよなあ。。
というのが、そのときの正直な気持ち。

で、このまま放っておこうかどうしようか迷ったんだけど、やっぱ一度問い合わせた方がいい、そう思って中島さんと出版社に問い合わせのメールを送ろうとしていた矢先、中島さんからメールをいただいた。4〜5日前のことである。

そこからメールのやりとりをするんだけど、どうもメールではまどろっこしい。お互い忙しい身で、それぞれ夜中に時間を作ってメールを書いて送る。毎日1通ずつのやりとり。まどろっこしい。どうも細部について見解の相違があるようなんだが、うまく伝わらない。こういうときは直に会って話をするに限る。たまたま昨日、自分のセミナーの関係で東京に行く予定があったので、お会いすることにした。私の申し出は前日、急なことであったのだが、時間を割いて会ってくれた。

で、今までの経験上、こういう時には関係者が一同に会して話をした方が話が早い。伝言ゲームになると、必ずどこかでギャップが発生する。だから、あとがきで名前の出ていた友人の松岡秀逹さんも同席してもらった。中島さんサイドはご著書の発行所の編集者の方と、編集長に同席いただいた。

前日という急な申し出にもかかわらず時間を作っていただいた編集長、編集者の方、そして中島さんにはその点について、ここで謝意を評したい。ありがとうございました。

私の主張は煎じ詰めると、ご著書の中で私の既刊本の文章をお使いになるのなら、たとえば「今、紫微斗数の本を書いてるんだけど、あなたの前に書いた「紫微斗数入門」のここの文章をこういうふうに使いたいんだけどいいでしょうか?」と、事前にひとことご相談があってもいいのではないでしょうか?ということである。

話し合いを進めるうちに、去年のメールのやりとりで、中島さんは私が、出典を明示すれば私の既刊本の文章を好きに使っていいと許諾したと思われていたようである。それは誤解である。中島さんの問いは、ご自身のブログやサイトで私のテキストを紹介してもよいか?というものであると理解したので、私は出典・著者を明示していただけたらいいですよ、と許諾した。私の文章を好きに使っていいと言った覚えはない。誤解なのである。

話し合いの中で、その誤解は解消した。中島さんは、それは自分の誤解であり、本を出版するにあたりあらためて文章の使用について問い合わせ相談するべきであったと反省し、謝罪すると言ってくださった。また、今後私の文章を使うようなことがあれば、その時点で相談することを約束してくれた。出版社側も全く同意見であった。

そう約束いただけたなら、その点について私にはもう何も言うことはない。

次に気になったのが、その誤解に基づいた表現のなされた書籍が出版され流通をはじめているということである。私の気持ちとしては、誤解に基づいた表現のなされた書籍が流通するのは心苦しい。気持ちとしては、いったんゼロベースで書き直していただきたいところではあるが、時間を戻し、読者の手に渡ったものをなしにすることはできない。また、出版社の事情もわかるので、在庫を処分してほしい、などと無理を言うつもりもない。

ではせめて、ネットで私たちのサイトやブログを見る人には、このお互いの事実を公表しようということにした。その約束に従い、ここにその事情を公開する次第である。

話し合いが終わり、私は「お互い紫微斗数の研究家として、それぞれ精進しましょう」と申し上げ、握手して別れた。


この記事は同時にmixiの日記
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1319686927&owner_id=5631851
にも掲載しています。

|

« サイボーグ009と紫微斗数 | トップページ | 水戸黄門と紫微斗数 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

このたびのことは、心からお詫び致します。
そして昨日、わざわざお越しいただきまして、ありがとうございました。

こんな形になってしまったのは不覚でしたが、お会いできて光栄です。
テキストの文章と同じく、尊敬できる人格の先生でした。

ぼくのブログでも謝罪文を掲載しました。
赤裸々な本心を書いたつもりです。

どうぞ、これからもご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
そしてこれを期に、椎羅先生にとってさらなる幸運が訪れますことを、
心よりお祈り申し上げます。

taka

投稿: 中島多加仁 | 2009年10月25日 (日) 12時34分

中島さん

 ご丁寧にコメありがとうございます。
 また、中島さんのブログも拝見しました。
 どうもありがとうございます(^^

 急な申し出にもかかわらず、お時間を作っていただいたこと、
 また、私の申し出を受け入れ、誤解をお認めいただき
 謝罪いただきました。今後また拙著を利用するときは
 事前にご相談いただくこともお約束いただきました。

 私は中島さんの謝罪を受け入れます。
 本件について、私はこれ以上何も言うことはありません。

 こちらこそ、今後はお互い切磋琢磨して
 紫微斗数の研鑽、普及に励みましょう。

 今後ともよろしくお願いします(^^

投稿: 椎羅 | 2009年10月25日 (日) 15時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1282267/31930458

この記事へのトラックバック一覧です: 中島多加仁さんのこと:

« サイボーグ009と紫微斗数 | トップページ | 水戸黄門と紫微斗数 »